ログ検索

検索フォーム
キーワード
検索条件
検索対象

アメリカの正体

が見えてしまいました。もちろんアメリカ全体ではありませんが(多くの人は善良で、ある意味でナイーヴです)、やはり彼らは白人なのです。

彼らの優越感はニッポンに対する要求を見ても明らか。イラクの債務帳消し、復興援助に1500億でしたか、さらに国連では常任理事国でもないのに、アメリカに次いで財政援助しています。ニッポンとアメリカ。この腐れ縁。貢ぐ女に貢がせる男。

せめて信仰の世界では自立して欲しいのですが、現実は逆。アメリカ発の霊の風が次々に流れ込んでいます。だから「ニッポンキリスト教」と自嘲気味な表現も真実味を帯びてしまうわけです。

注:BBSにも書きましたが、「ニッポンキリスト教」はDr.ルークのオリジナルではありません。鹿島春平太氏の用語です。

 * * *

福田氏はさすがに老獪ですね。菅さんはどうするのでしょう。原則はこうです:失うまいとすれば失い、失えば得る。

Dr.ルークの一言映画評−キャシャーン−

家内と実写版「新造人間キャシャーン」を観て来ました^^。隣は「パッション」でしたが。

宇多田ヒカルのご主人の紀里谷氏の作品であるが、ハリウッドの1/10の予算と秋葉原のパーツ屋で集めた自作PCで作ったCGにしては、かなり良い出来。

テーマは愛と憎しみと赦しと復活の希望と!?どっかと似ています。善とは何か、悪とは・・・?イラク戦も重なっており、血もたくさん出ていましたが、絵の具ですから安心でした。

唐沢寿明が悲しき運命の悪の親玉でしたが、どうしても財前教授に見えてしまい、その上あの弁護士のミッチーもいて、なにやら「白い巨塔」を引きずりました。唐沢氏は田村正和と同じで、何やっても同じかも(要するにダイコン)。

私は、映画はとにかく単純にカタルシスができるものがいいです。ハイ。

ついに人質殺害さる

イタリア人が殺害されました。彼らは本気ですね。

ジャーナリストやボランティアの方々も、ぜひイラクに行く際にはご自分の動機を探ってみてください。本当にイラクのためでしょうか?それとも業績を上げることや自分探しのためでしょうか?

自分の命を危険にさらすばかりでなく、家族を苦しめ、国家の運営が妨げられることもあるのです。大義名分はどうにでも立つでしょう。が、動機がどこまで純粋でしょうか?

しばしばボランティアや福祉などで活躍される方々は、自分が問題を抱え、その問題を解決するための活動であることが多いのです。これは業界の常識です。

私はあまり人間の善意とか純粋な動機などは信じていません。自己(Self)から解かれることはそれほど簡単なことではないからです。というより、「私の十字架」によるしか、まことの自己の解放はないのです。十字架を経ないものはフェイクです。

この意味で、「パッション」などのメディアが伝道に有効であるとは思っていません。クリスチャンとして騒ぐべきものでもありません。今、問われるのは、前から言っているとおり、"マイ十字架"だからです。

ブッシュの演説

を車の中でFENで聞いていました。彼は相変わらず、テロ撲滅、自分は正しい、自分は911においても非はない、断固イラクの民主化のために軍事力を行使する、大量破棄兵器はまだ発見されていないが、フセインはアメリカの脅威であった、自分には対テロの明確な戦略がある、6月の主権委譲を成し遂げる・・・の一点張りですね。そして対テロ戦と大統領選にも勝利すると。

真に彼がクリスチャンであるならば、神を畏れる姿勢と言葉が欲しかったと思いますが。前にも紹介しましたが、TIME誌で「私は戦争の大統領である。私はここオーバルオフィスで、戦争を伴う外交戦略を、私の思いにおいて決定する」と宣言しているとおり、「私、私、私」を前面に出しています。しかしどうも彼の顔が猿回しの猿に見えるのです・・・。イエスの高貴さがない。

私は対テロ政策に武力行使をするなと言っているのではありません。が、その行使にあたっても神を畏れる霊によってなしてほしいと。God bless Americaが、神が先にありきではなく、自分の決定がまずありき、になっているわけです。彼を祭り上げる原理主義クリスチャンもブッシュと同じ霊を持っているのでしょう。少々怖いことです。今後の彼のお手並みを拝見したいと思います。

イラク人質事件の背景

田中宇氏の論考を紹介しておきます:
http://tanakanews.com/e0413iraq.htm

アメリカの戦略はすでに崩壊していますし、主権委譲も困難でしょう。どうやって落とし前をつけるつもりか、愚かなブッシュよ。

このようなブッシュを礼賛していたあの原理主義クリスチャンたちは、今頃は何を考えているのでしょうか?偉い先生たちもおられましたがね。

聖書を単なる白黒の文字としてお勉強するとどうもおかしな論理がまかり通るようになり、人として当たり前の感受性を喪失するようです。

人質事件と卵の行列−ニッポン人根性−

かなり深刻になってきました。相手の目論見が分かりませんから、手の打ちようがありません。神経戦ですね。

多くの人々が人命優先で、自衛隊を撤退すれば問題解決すると主張しているようですが、本当にそのように信じているのでしょうか?もしそう信じてるならば、愚かです。信じてないのなら、偽善です。私も小泉さんにはいろいろ意見したいことはありますが、すでに派遣した以上、"この事件ゆえに"撤退はできないことです。家族のお気持ちは察して余りありますが、できれば、彼ら3人を止めてほしかったとも思っております。

ニッポン人の面白いことは、自分に降りかかるまではあまり騒がず(これまでにイラク関係でどれほどの人が死んでいると思います?)、自分に降りかかると大騒ぎ。例の浅田農産の時も、"自分が"インフルエンザにかかる危険性がある時には人を自殺にまで追い詰めた人々が、終息宣言が出されて、しかもタダで卵を配布するとなると行列を作る有様。もっとも怖いのはメディアや世論がそれ一色になること。一種の集団ヒステリーですね。

もし3人の人命尊重を盾に自衛隊撤退を訴えるならば、もっと多くの人々のために(前に象徴的写真を紹介しましたね)、なぜうめくことをしないのでしょうか?安全な卵をタダでもらえるとなると我先に行列・・・言葉もありません。

マザーテレサは日本は経済的に豊かだが、心の最貧国だと言ったとか、言わないとか。しかしこの言葉も抵抗なく納得できてしまう昨今です。

イラクの件については

しばらく沈黙したいと思います。

本人たちは何らかの覚悟というか、予感を抱きながら、現地入りしたようですが、現在の憔悴した家族の気持ちを思うときに、何も語ることができなくなります。