Kingdom Fellowship Church



Message Outlines

2011.04.03

信仰決死隊-エステル記から

今回私達の国を襲った地震には、現実の災害と共に霊的な意味を重ねて見ることができます。それは神のこの国への警告であり、クリスチャン全体への大きな問いかけに思えます。現実世界の滅びと終わりの日のさばきとしての永遠の滅び、この国がこの二つの滅びの中に飲み込まれて行こうとしているのを私達は今目前に見ています。多くの同国の魂がここに飲み込まれて行くのです。私達がいかに生きるかを神は見ておられます。クリスチャンとしての特別な恵みを与えられている私達が、ただ自らの安全、平安にのみとどまり、この国の滅びを無視するのであれば、神は他から救いを起こしてでもこの国は救われ、私達は滅びるでしょう。神のこの国の滅びへの断腸の思いを今私達の思いとして、この国のためにとりなす者となり、またこの国に主が臨まれるよう主の名を呼ぶ者となりましょう。今日はエステル記からこのことを見て行きたいと思います。

エステル記 4:13,14、モルデカイは命じてエステルに答えさせて言った、「あなたは王宮にいるゆえ、すべてのユダヤ人と異なり、難を免れるだろうと思ってはならない。あなたがもし、このような時に黙っているならば、ほかの所から、助けと救がユダヤ人のために起るでしょう。しかし、あなたとあなたの父の家とは滅びるでしょう。あなたがこの国に迎えられたのは、このような時のためでなかったとだれが知りましょう」。 


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背景

BC478〜473 ペルシャに残っていたユダヤ人の中に起こったプリムの祭の起源となった史実

BC536 ユダヤ人第1集団バビロンよりエルサレム帰還

BC536〜516 神殿再建

BC478 エステルがペルシャ王妃となる

BC473 ユダヤ人大虐殺の危機から救われる

BC457 エズラがエルサレムに来る

BC444 ネヘミヤがエルサレムの城壁再建

概略

ユダヤ人モルデカイの養女エステルが、ペルシャ王アハシュエロスの后に選ばれる。そのころ

台頭し権力者となったハマンは、自分にひざをかがめないモルデカイを恨みユダヤ人を皆殺し

にすべく陰謀をめぐらせていた。モルデカイ、エステル、ユダヤ人の決死の信仰により、逆に

ハマンが処刑され、ユダヤ人が救われ、モルデカイ、エステルは、ペルシャを治める権力者と

なった。

1章 王妃ワシュテの追放: 王の上に立とうとする妻の追放 ヘブル2:5,16、 人を選び悪

魔(御使い)を退けた

2章 エステル王妃となる: 花嫁の備えと選び

3章 ハマンの台頭、恨み、ユダヤ人大虐殺命令: 悪魔の姿と嫉妬される信仰者の姿

4章 モルデカイ、エステル、ユダヤ人の決死の信仰: 信仰者のとりなしの姿

5章 エステルの決死の行動と王の憐れみ、第一の酒宴: 王(キリスト)の王妃(教会)への思い、

     糾弾者(ハマン)の処刑の木(十字架)の策略

6章 モルデカイの勝利者としての姿: 死に勝利するキリストの姿

7章 第二の酒宴 ハマンの処刑: 悪魔の滅び ヘブル2:14,15

8,9章 ユダヤ人大虐殺から救われ、立場が逆転: エペソ6:10-20, 黙示録12:11、

     福音の波及と勝利者としてのクリスチャンの姿

10章 モルデカイに権力が与えられる: 治める者としてのクリスチャンの姿