Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2001.12.09


霊的リアリティの内に生きる

いのちの務め

私たち新約に生きる者は、内に御霊を宿し、御霊による造り替えの過程にある者たちです。御霊は私たちの内でいのちの務めをして下さいます。旧約はやがて来たるべき者の影であり、実体はキリストにあります。ユダヤ教は内実を欠いた殻に過ぎません。しかしその殻を見ることによって、キリストご自身のすばらしさ、キリストにあって私たちは何をしていただけるのか、何を得ることができたのか、その素晴らしさを見ることができます。私たちはその実体・内実であるキリストをすでに得ているのです。この主キリストに向くとき、私たちの霊にかかっていた覆いは除かれ、神と直接に交わることができるのです。今や私たちは神の神殿とされ、神は私たちの内に御臨在されます。この霊において神と交わるとき、私たちのうちには自由といのちが満ち溢れ、キリストの形が刻まれていきます。このようにその内にキリストのいのちを実体化している存在がキリストの体なる教会です。セルフ(自意識)から離れてこのボディコン(キリスト意識)に至るとき、目先の問題は解かれてしまいます。今日神は教会において御臨在され、ご自分の御業をなし、またご自分を証しされます。神のいのちの光を輝かす燭台として、各地に可視的に現れた存在がいわゆる地域教会です。御霊はこのキリストの霊的いのちを内在した生ける有機体である教会を得て、整え、ご自分の花嫁として下さり、いつの日か迎えに戻って下さるのです。何と言う栄光、何と言う希望でしょう。


1. 旧約―実体を説明したもの(コロサイ2:16,17)

   例:主エジプト、幕屋、その調度品、捧げ物など→キリストの象徴


2. 新約―実体の到来・実現・成就
   
   ・キリストこそ真理、彼の言葉は真理(ヨハネ14:6)→リアイリティ


   例:カナンの良き地=キリストご自身(ヘブル4:8-11)


3. 神のエコノミー

   ・ キリストのいのちを分与すること―ディペンセーション

   ・ 御霊の機能―内に生きるキリストを実体化する(本質的満たし)


4.死の務めといのちの務め

   ・ 旧約―死の務め・文字の務め(2コリント3:7)、しかしモーセの顔は輝いた→一時的

   ・ 新約―いのちの務め・霊の務め(同3:6、8)
    
    私たち教会は燭台:モーセ以上の輝き→永続的



5. 霊が開かれる必要

   ・ ユダヤ人―覆いがかかっている(同14節)

   ・ 私たち(教会)―覆いはキリストにおいて除かれる(同14,16)


6. 御霊の務め

   ・ 自由と造り替え(同17節)


7.教会の建て上げ
 
   @ 本質的面−キリストの復活のいのちが吹き込まれた一人の新しい人(不可視的)


   A 機能(経綸)的面−各地に表現され、キリストの意志をなす(可視的)

   B 霊的成長−セルフコンシャスからボディコンシャスへ

   C 究極―キリストとの同型化(ローマ8:29、ガラテヤ4:19)